長井健司さん追悼番組

薔薇、または陽だまりの猫およびタイのHIV孤児施設バーンロムサイ ban rom saiによると、長井健司さんの追悼番組の放送が決まったとのこと。

以下、バーンロムサイ ban rom sai Hotnewsからの引用。

既に報道でご存知の方も多いと思いますが、9月27日に映像ジャーナリスト 長井健司さんが、ミャンマーヤンゴンでのデモ取材中に銃弾に倒れ亡くなりま した。長井さんは、バーンロムサイの開園当初からホームを取材して下さってい ました。

長井さんの追悼番組が放映されることになりましたので、 皆様にお知らせさせていただきます。

  TBS系  『JNN 報道特集
放映予定日 2007年10月7日(日)
放映時間  17:30-18:25

放映が延期される場合もございますので、ご了承下さい 

『世界はちっとも平和じゃない。』

2007年9月27日ヤンゴンで取材中亡くなった長井健司さんの足跡が一本の番組になります。

2000年10月、長井さんがタイのエイズの現状を取材中、HIVに感染した母親から生まれ自身もHIVに感染した子どもたちのおかれた状況も、是非取材をしたい とバーンロムサイに連絡がありました。その時取材した映像が2001年2本の番組になり放映されました。それ以前も、そしてそれ以降も長井さんは紛争や内乱、 貧困、飢餓、動乱に揺れ動く世界や事件の現場に足を運び亡くなるその日まで取材を続けられました。

長井さんはカメラを持って走って撮影をしていても、その雰囲気はいつも静かで穏やか、景色に溶け込んでいるようにみえました。ホームに滞在中、子どもたちが長井さんになつき、また長井さんも子どもと楽しそうに遊んでいました。本当に優しい人でした。

長井さんのようなジャーナリストがいるから、私たちは世界の状況を知ることが出来るのです。それらの情報は、「事を知り、考え、行動を起こす材料」となり 得ます。長井さんの番組放送後、バーンロムサイへ寄付が届きました。北海道の ライオンズクラブから立派な建物を寄付していただきました。あの番組を見てボランティアの応募をしてくれた人もいます。エイズについて考えてくれた人たち
もいるはずです。アジアの貧困いついて考えてくれた人もいるはずです。自分の 家族や平和についても考えてくれた人がいるはずです。いや、そう思いたいで す!平和な日本の茶の間のテレビで、彼らジャーナリストが命をかけて撮った映像を「ただテレビの中での出来事」で終わらせず、今一度立ち止まり考 えていただきたい。平和な日本で人々はゆっくり物事を考える時間があるはずです。調べるツールも揃っています。何か行動を起こすことも出来るはずです。

「世界はちっとも平和じゃない!」長井さんの死を無駄にしないでいただきたい。是非この番組をご覧くださいますようお願い申し上げます。

そして長井さんを忘れないでください!

バーンロムサイ代表
名取美和

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バーンロムサイ ban rom sai Hotnews