残忍な弾圧の映像(Video of brutal crackdown)

CNN Videoより。

http://edition.cnn.com/video/#/video/world/2007/10/02/rivers.myanamar.beatings.cnn

ひどい。ひどすぎ。軍は武器も持っていない無抵抗の市民たちを棒のようなもので叩きまくっている。当然中には血を流す人もいる。印象的なのは年の若い軍司令官がへらへら笑いながら指揮をしているところ。まるで「てめぇら抵抗しても無駄なんだよぉ、へへへ」とでも言っているようだ。そしてもうひとつ。やはり市民の中にかなりの軍政側のスパイがいるということ。あくまで一般市民の服装で逮捕拘束された市民を収容所(刑務所)に送るトラックに無理矢理乗せている。恐怖政治の一コマがわかる。市民側としてはやはり中心となるグループや人物がいないのが致命的。制圧軍が来ると皆、蜘蛛の子を散らすように逃げていく。

それと気になるニュースを。

長井さん射殺で民放10社、ミャンマー政府に抗議声明

 在京・在阪の民放テレビ10社は2日、報道局長の連名で、ミャンマーで取材中の映像ジャーナリスト、長井健司さん(50)が射殺された事件について、ミャンマー政府に抗議する声明を発表した。

 声明文は、「国籍を問わず真実を追究するあらゆる取材者について、いかなる妨害、圧迫もなさないよう強く求める」と記している。また、長井さんが銃撃された際に手にしていたビデオカメラとテープの即時返還を求めた。

ちょっと遅すぎやしませんか?というのが率直な気持ち。それは長井さんが大手メディアに所属してなかったから?それとも言論メディアの人間ではなかったから?いずれにせよ、日本人ジャーナリストが一人、紛争地域で軍事政権によって殺されたのだから、もうちょっと素早くアピールがあってもよかったのでは。