「在日ミャンマー人 祖国への思い」、在留特別許可署名のお願い。


NHKによるレポート。在日ビルマ人の人たちの日常がよくわかる。大手メディアではビルマの国内の事情は伝えるが、海外で母国のことを憂慮する人たちのことはなかなか報道されなかった。その点では秀逸。それにしてもこのような状況で不法残留者としてビルマに送還されるかもしれないなんて。

追記:このレポート、「在日ミャンマー人 祖国への思い」に登場するティン・ナインさん一家に関して、法務省に在留特別許可を求めるネット署名が行われています。転載・転送自由ということなので、ここに掲載します。是非ナインさん一家に対して在留特別許可が認められるようご協力お願いします。

THEIN NAINGさん家族に在留特別許可を

法務大臣 殿

東京入国管理局長 殿

 ミャンマー国籍のNYAN LINN君は、2002年に父親のTEIN NAINGさんと母親のSWE SWE HTAYさんから日本に呼び寄せされました。彼の両親は1990年から日本に滞在し、経済的な基盤が日本に出来たことで、NYAN LINN君を呼び、家族3人日本で暮らそうと考えたのでした。しかしその時すでに両親は在留期間を超えて滞在しており、NYAN LINN君も超過滞在となってしまいました。そして昨年2006年2月、一家は入管法違反で摘発−収容されてしまいました。

 彼らは超過滞在したことを深く反省しています。しかしすでに日本に経済的な基盤が出来ていること、NYAN LINN君が日本の学校に在籍していることなどから、日本に引き続き滞在できるよう在留特別許可を求めましたが、認められませんでした。彼らはその法務大臣の裁決の取消しを求めて提訴し、今年2007年7月、東京地裁は3人の訴えを棄却しました。現在、3人は判決不服として控訴しています。SWE SWE HTAYさんの祖父は元反政府活動家だったこともあり、このまま帰国すると一家の母国への再定住支援が政府から受けづらく、生活が困窮する可能性もあります。

 NYAN LINN君は日本に来てから懸命に日本語や学科の勉強をし、今年2007年無事に都立工業高校を卒業、4月からは短期大学で勉学に励んでいます。彼が母国へ帰国した場合、現地の大学に入学するのは簡単なことではありません。つまりNYAN LINN君にとって母国へ帰国することは、高等教育を受ける機会を奪い、その後の彼の人生設計に多大な悪影響を与えかねないのです。彼が日本で大学を卒業し、希望ある未来図が描けるよう、THEIN NAINGさんご家族の在留特別許可を認めてください。

取り扱い団体: THEIN NAINGさん家族の在留を求める会

ASIAN PEOPLE’S FRIENDSHIP SOCIETY(APFS)

TEL03-3964-8739 / FAX03-3579-0197 E-mail:GZL07472@nifty.com
あなたの3分が難民の未来につながります!

 上記の内容に賛同してくださる方は、どうか署名にご協力をお願いします。ネット署名はこちらから:

 http://merufo.biz/form/gzl07472/form.cgi

関連サイト
ミャンマー人一家 救済を - THEIN NAINGさん家族の在留を求める会 blog ←東京新聞2007年8月30日付記事より。
THEIN NAINGさん家族の在留を求める会 blog