アル・ゴア、ノーベル平和賞受賞に関する「不都合な意見」

CNN.com readers sound off on Gore, Nobel Peace Prize - CNN.com

日本では余り報道されていないが、アメリカでは今回の平和賞受賞に関してかなり否定的な意見があるようだ。以下にそのいくつかを紹介する。

「なんと恥ずべき選択か。アル・ゴアは間違った科学と嘘を広めたが、平和を広めることは何もしていない。彼が選ばれたと言うことは純粋に政治的なものだと言わなければならない。」
アル・ゴアノーベル平和賞?この賞に関するイベージが下がったね。じゃ何でマイケル・ムーアに平和賞をあげないの?」
ノーベル平和賞は世界に平和を広めるために使われるべきものだ。アル・ゴアがやったことは疑似科学をもとにした不正確な推測に過ぎない。科学賞に考慮されたとしても、彼の調査は科学的な手法に採っていない。」
「(今回の受賞は)ノーベル平和賞がもはや平和のために役立つというものではない、ということを意味している。もはやそれはプロパガンダと恐怖と政治的課題に役立つということを意味している。」
アル・ゴアノーベル平和賞?冗談でしょ?これじゃブッシュにテロとの戦いイラクでの活躍にノーベル平和賞を与えるのと同じことだ。」
アル・ゴアの平和賞ノミネートと受賞は純粋に政治的なこと。ゴアやカーター元大統領が受賞する前は、マザーテレサやダイアナ元王妃が平和賞がかつて持っていた名誉賞としての受賞するべきだった。平和賞はもう大したことのない人気コンテストになってしまった。まがい物だよ。恥ずべきことだ。」
あとこれも。

チェコバツラフ・クラウス(Vaclav Klaus)大統領は、ゴア氏の平和への貢献度について疑問を抱いており、「受賞とは驚きだ。彼の活動と世界平和との関連性が不透明だ」と述べる。
右派の市民民主党(Civic Democrat Party、ODS)を率いる同大統領は、地球温暖化問題を「一種のヒステリー」と呼び、『A Blue, Not Green, Planet(「緑ではなく青い惑星」の意)』という著書もある。
フランスでは、元教育相で著名な地球化学者のクロード・アレグレ(Claude Allegre)氏がゴア氏の受賞に不快感を示しており、同氏の受賞を「政治的な戦略」と一蹴、「彼の映画はナンセンスだ。米国政治への介入が目的に決まっている。ゴア氏が次期大統領選挙への出馬を狙っていることは周知の事実だ」とAFPに対して語った。

そういえば、故佐藤栄作首相も非核三原則でもらっている。古い話ですみません。m(_ _)m
でもノーベル平和賞ってある種「名誉賞」的なものでしょう?やっぱり普段から地道に活動する人たちや団体に与えるべき。たとえゴアが地球温暖化をライフワークとしてきたとしても、それが論争のあるテーマであったり、受賞する人間がある種のイデオロギーをもっていたり(この場合は左派の政治家)というのは問題かも。
そういえば、ゴアが受賞して一番妬いているのはビル・クリントン元大統領だろう。何しろ中東和平の交渉で平和賞をもらえなかったのだから。副大統領のヤツがもらえて、何で自分がもらえないの?と思っているに違いない。