日本人の甘え

なお、ビルマ情勢について、本日の高村外相の国会答弁。真新しいことは言わなかったが、その中で下記の一言。

ミャンマーの人は非常に親日的な人が多い。日本人もミャンマーあるいはビルマが好きな人がたくさんいる。

この点はビルマ人に聞いた方がいい。

奥さんによれば、戦争のときに日本軍がビルマ人にやったことについては、ビルマの学校でしっかり学ぶという(相当ひどいことをやったそうだ)。今でもビルマでは、親の言うことを聞かない子供に対して「日本軍が来るぞ」といって、言い聞かせることがある。

それでも日本人に親切にしてくれるのは、彼らには仏教の考え方があるためだ。過去のことはもう終わったことであり、今を建設的に生きることが大切だ、というような考えである。彼らはイギリスの悪政も体験している。しかし、ダイアナ元王妃を今でも敬愛しているし、サッカーのプレミアリーグは毎週の楽しみである。

決して忘れたわけではない。彼らが過去を許したのだ。

このid:we_areさんの文章を読むと、ホント日本人って甘えてると思う。侵略した側、された側という違いではなくて、明治以降の日本人が人間としての根源的な部分で何かが欠けているのだと思う。やはりそれは宗教を問わず、何かしらの信心がないからなのか。

決して忘れたわけではない。彼らが過去を許したのだ。

これは、けだし名言。